中学受験で出題された本と国語・社会入試対策
中学受験で出題された本やその本の小学生にとっての読みやすさ、国語の入試問題の内容について、国語入試対策を、また社会の時事問題対策を紹介します。
中学受験で出題された本

『ふたつのしるし』(宮下奈都)は城北中で出題されました!国語の入試問題の内容を紹介します!

『ふたつのしるし』(宮下奈都)について

この本では、柏木温之は小学校1年生から、大野遥名は中学1年生から生い立ちが書かれていて、それぞれの章で二人の別々の物語が語られています。

温之は勉強にも学校にも興味を持てず、いつも一人でいるのが楽だと思って生きていましたが、高校をやめて電気工事のアルバイトをしてから、仕事が楽しくなり、そのまま電気工事会社の技師となります。
遥名は優等生で受験勉強をして東京の大学に入り卒業して、そのまま東京で就職します。遥名の方が年上の設定となります。
後半になるまで、2人ともほとんど接点がなく描かれていますが、2011年3月11日に出会うことになります。

人と人との出会いってこういうものなのかなぁと、最後もほのぼのと素敵なしるしの物語となっています。

この本は、小学生向きではありません。高校生以上大人向けの作品です。中学受験で出題されたところは、最初の温之が小学1年生のところでした。

ブロ子ちゃん
ブロ子ちゃん
温之と同じクラスの健太は中学でも、大人になっても友人として出てきます。

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『ふたつのしるし』が中学受験で出題された学校

2017年度第1回城北中学校の国語の入試問題で出題されました。

2017年度第1回城北中学校の国語の入試問題

大問1番で「第1章 1991年5月」から最初にリード文が5行あり、文庫で約16ページちょっと出題されました。大問2番までで、2番は漢字なので、かなり長いですが、この「ふたつのしるし」にほぼ全ての時間を費やすこととなります。

設問形式は、語句の意味が1問、4択の記号選択問題が3問、5択の記号選択が1問、字数制限つき記述問題が6問(20,20,50,50,60.80字)でした。

第1章は柏木温之が小学校1年生のときのお話なので、読むのは読みやすいですが、全体をしっかり捉えられないと設問に答えるのは難しいでしょう。
読むのにも、書くのにも時間が必要です。

城北中学校の国語の出題傾向

城北中学校の国語の入試問題は、ここ数年物語的文章が1題、と漢字が1題の構成になっています。

設問形式は、語句の意味抜き出し4択の記号選択問題字数制限つき記述問題(20〜70字)が5問前後で出題されています。

物語的文章のみの出題なので、かなり長く出題されています。この1題が読めないと他に点を取ることができる問題がないので、1回目でしっかり理解できるように読めるといいでしょう。

記述問題の量も多いので、書く時間も残しておかなければなりません。
読む時間と書く時間、どちらも必要となります。
普段から物語を苦なくスラスラ読めるように、たくさん読むようにし、さらに、記述問題対策をして、書く練習もしておきましょう。

城北中学校を受験したい生徒さんにおすすめの本

城北中学校を受験したい生徒さんにおすすめしたい本は、

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です。

※このくらいの本がスラスラ読めるといいですね、という意味でのおすすめの本で、決してこれらの本が出題可能性があると言っているわけではありません。

ABOUT ME
ブロ子ちゃん
ブロ子ちゃん
プロ家庭教師として20年以上勤めています。国語の入試問題を読むと、ついつい続きが気になり、本を読んでしまいます。出題された学校の国語の問題傾向や、その本が小学生にとって読みやすいかどうかということも書いています。検索窓に学校名を入れていただけますと、出題された本のページが出てきますので、どうぞご利用下さい。この中で何か読みたい本や読めそうな本を見つけていただいたり、また、中学受験の対策について、何かこのブログからきっかけをつかんでいただけたら幸いです。 また、ココナラでオンライン授業を出品しています。よろしければ、ご活用いただければと思います。 https://coconala.com/services/1137503
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